上越でいう山の神様なのだそうです。
以下『全国妖怪事典(千葉幹夫・著 小学館)』より引用。

利根にアンバノタワという峰続きの鞍部があり、
たくさん鳥が飛んでくるが十二様はここで網を張ることを禁じていた。
あるとき小林六三郎が大胆にもトヤを張った。
十二様と六三郎はこぜりあいをしていたが、六三郎が炊事をして食べようとすると
「おれにも食わせろ」と屋根の上から気のいっぱい生えた黒い腕が出てきて鍋をつかんだ。
取り合いが始まり、ついに六三郎が勝った。
十二様は怒って小屋の屋根に手をかけ、揺すぶって潰してしまった。
さすがの六三郎も謝ると、翌朝にはもとどおりになっていた。
これで六三郎も諦めてここを引き上げたという。
十二様は天狗だともいう。

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